Q:今日、苗が届きましたが、箱から小さなハエのようなものが飛んで出ました。何匹かいるようですが大丈夫でしょうか。以前玄関先に置いた鉢植えでも似たハエが土の周りを飛んでいるのを見たことがあります。ハーブに影響はないですか?(兵庫県 T様 他)
A:ご心配をおかけして申し訳ございません。苗についていたものはおそらくクロバネキノコバエの仲間だと思われます。「ハエ」と名前がついていますが、蚊の仲間です。ただ、刺すことはありません。
当店は育苗に腐葉土を使っておりますため、腐葉土に産卵したものが羽化したものと思われます。当店の圃場でも見かけますが、現在のところ大きな被害と言えるものはございません(気持ち悪いと思われるのは確かですが)。害虫として知られているタネバエは小さな根を食害しますが、特にそう言った心配はないと思われます。ただ、気温が上がり、乾燥した夏に向けて徐々に減ってまいります。当店でもピークは4月、5月となります。
ある程度の水分を含んだ有機質主体の土ですとなかなか避けにくい昆虫です。北海道を除く、全国に分布して、稀に大量発生するようです。広島県、福岡県ほかでも以前大量発生したことがあるようで、下記ページに詳しく載っております。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1339652935994/
クロバネキノコバエの大量発生について / 宮若市
https://www.city.miyawaka.lg.jp/kiji003446590/index.html