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グロッソラベンダーの種子と増やし方

 

Q:町内の緑化運動でグロッソラベンダーを街路に植えようと思っています。数が数で予算も限られているので種子で育ててみようと思いますがお取り扱いは無いのでしょうか。(和歌山県 N様)
A:グロッソラベンダーはラベンダーの交配種のため、種子では増やすことができません。そのため、挿し木で増やすのがよいでしょう。成長は速いですので、数株を親株として育てて、それを元に挿し木で増やして見られてはいかがでしょうか。もし種子があったとしても、挿し木で増やす方が結果的には早い場合が多いと思います。
下記ページも参考にしてみて下さい。
グロッソラベンダー

グロッソラベンダー

ラベンダーを大きくしすぎないようにするために

Q:花壇にラベンダー(グロッソ)を植えたのですが、あとで調べたら結構大きく育つみたいで20cmくらい離して植えてあるタイムやオレガノ、その他の花の成長に影響しないか心配です。

地面より上は剪定でコンパクトに出来たとしても、土の表面部や地中の根は、どんどん広がっていくのでしょうか?
根の広がり(横の広がり)もある程度おさえれる育て方、剪定の方法があれば教えていただきたいのですが。
よろしくおねがいします。(愛知県 N様)
A:そうですね、グロッソはかなり大きくなります。地植えで剪定しないと直径が1メートルに達することも希ではありません。
地上部をできるだけコンパクトに保つことはラベンダーにとっても枝折れや通風、また美しい形を整えるのにも有効です。開花後の軽い剪定、秋の強めの剪定、春前の形を整える剪定を行うと良いと思います。また、秋の剪定の際に株回りを掘って(スコップを突き刺して)根を切ることも有効です。これは新しい根を出すと言う意味でも実践なさると良いでしょう。一旦大きくなるとどのラベンダーも小さくするのは難しいですので小さいうちからあまり大きくしないように心がけると良いと思います。
ただ、20センチ離れたタイム、オレガノはさすがに厳しいかも知れません。開花時には花茎の長さもプラスされますので冬の間にもう少し離すと安心だと思います。

ラベンダーの強剪定

ラベンダースティックに適した種類は?

Q:ラベンダースティックを作りたいと思っています。ラベンダーの種類はたくさんありますが、どれが良いのでしょう。香りが良くて、大きいものを作りたいと思います。(兵庫県 I様)

ラベンダースティック(バンドルズ)

 

A:ラベンダースティック(バンドルズ)はラベンダーを育てていたら一度は作りたいものです。関西を含め、暖地ならラバンディン系がお薦めです。花茎も長く、花穂も大きめですのでボリュームのあるものが作れます。特にグロッソスーパーインプレスパープルヒッドコートジャイアントなどが良いでしょう。

涼しい環境なら、イングリッシュ(コモン)系をしっかり育てて香りの良いスティックを作ってみたいですね。オカムラサキなどは香りも良く、成育が良好だと花茎も充分な長さになります。また、ヨウテイトゥイッケルパープルなどで可愛らしいサイズのものを作るのもまた楽しいものです。

ラベンダーの花茎が短くなります

Q:グロッソラベンダーを育てて6年ほどになります。10号の素焼き鉢で日当り良く、風が強いベランダで育てています。今年も花は咲きましたが花茎が短く、ラベンダーバンドルズ用にもっと長く咲かせたいです。どのようにしたら良いでしょうか。(鳥取県 S様)

A:育てて6年といいますと、株もピークを過ぎる頃だと思います。この頃から、花茎が多くなっても花茎が短くなってくる場合が出てきます。花茎の数がこれ以上増えないよう抑えるような剪定をしてみてください。実際には枝をすかすような剪定になります。また、なるべく古い枝を剪定して新芽を伸ばすことも大事です。この剪定も今の時期が良いでしょう。合わせて植え替えもすることをおすすめします。少し鉢土も替えてやると良いでしょう。

また、来年の冬には強剪定も試してみてください。株に刺激を与え、新しい枝も出やすくなります。

ラベンダーの強剪定(その1)-初心者のためのハーブ講座

強剪定

ラベンダーの枯れ上がり

Q:昨年購入させていただきましたグロッソラベンダー、元気なことは元気なのですが、咋秋より株の下のほうが枯れた様になってしまいました。春になっても変わりません。環境はベランダ、プランター栽培です。日当たりは強すぎず弱すぎず、風通しはまずまずです。多肥でも無いようですし、虫などもついていません
。(山口市 K様)

A:暖地でも栽培実績の多いグロッソラベンダーですが、暑い環境ですと株元の蒸れを避けるため、ラベンダー自体が株元の葉を落としていきます。松江のお客様の所でもほとんどが株元が透いた株立ちに育っております。

逆に寒冷地や非常に風が強い場所などでは株元の葉が残りやすいです。ラベンダーが自分で今の環境に適応しようとしているとお考えになっていただければ良いと思います。

鉢栽培で暖地でも株元を透かないようにするには、縦長の大きめの鉢を使ってみましょう(径15センチ高さ40センチというような、縦長というよりは筒型ですが)。きれいな球状の株立ちになりやすいです。

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