Tag Archives: ゼラニウム

ゼラニウムの根元の方の葉が落ちてスカスカになりました

Q:以前購入したゼラニウムの、今後の育て方について教えていただきたくご連絡しました。

おかげさまでとても元気に育ち、今年もたくさん花を咲かせてくれました。

しかし、写真の通り根元の方には葉が無く、また枝が外側に広がって育ってしまっています。中心部がスカスカの様な感じです。

このまま育てていいものか、それともどこかで剪定した方がいいのか、ご教示いただけるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

A:。順調に大きくなっているようですが、おっしゃる通り、下の方はずいぶん古く木質化しているようです。
幸い、株元近いところに新芽が見えている感じですので、一度切り戻してもいいと思います。時期的にもいまなら冬までにまた成長すると思います。
おおよそ下記の位置で良いでしょう。

他の枝も必ず新芽の上で剪定しておいてください。
ちょっとまだ気温が高いですので、先に剪定をして、もう少し涼しくなったら軽く植え替えをすると、なお良いと思います。

その後また下の方から芽吹いたら、その上まで切り戻す事ができます。

大株に育ったローズゼラニウムの剪定は?

Q:お世話になります。
以前ハーブを購入したHと申します。

ゼラニウムの剪定について教えてください。

おかげさまでローズセラニウムがたくさんの花を咲かせ、楽しませてもらいました。
もうそろそろ終わり頃かと思います。

だいぶ背が高く伸びたのですが、下の方に葉が無くスカスカになってしまいました。
枝が外側に広がっておりバランスも悪い感じがするのですが、剪定した方が良いでしょうか?
また、剪定するならどの辺りの位置で整えたら良いでしょうか。
Q&Aも拝見したのですが、下の方に葉がない場合はどうしたらいいのかなと思いました。

写真を添付いたします。

よろしくお願いします。

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。

いい調子で大きくなりましたね。花もたくさん楽しまれてよかったです。
さて、心配しておられるように、やはりこの後剪定した方が良いでしょう。このまま大きくしてもバランスも悪いです。
下記の画像を見ていただいて、黄色の円のところに新芽が見えますので、最大このすぐ上まで剪定することができますが、
あまり小さくなっても見た目が悪いですから、赤いラインの辺りで剪定し、その後様子を見ながら形を整えると良いでしょう。

おそらくまだ根詰まりしている感じはありませんが、可能なら少し土を変えていただくと、剪定後の成長も良いと思います。お試しください。
また、剪定した枝は挿木にも使えますので、こちらもよろしければお試しください。

一ヶ月たってもゼラニウムとラベンダーが成長しません

Q:いつもありがとうございます。

2月末ごろ注文し、すぐ地植えしたその後の生育状況について 質問させていただきたいです。

スケルトンズユニークゼラニウムが、あまり元気がないので気になっています。

一か月たっても あまり変化が見られないです。

暖かい日も増えましたが、北風が辛かったのでしょうか?

あとアラルディラベンダーも 同様です。

どちらも 陽当たりはよいです。

よろしくお願いします。

(埼玉県 N様)

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

ゼラニウムとラベンダーですが、それぞれ状況が少し違います。

まずゼラニウムは、寒さにはあまり強くありませんが、寒い時期に完全に成長を止めるのではなく、ある程度気温があれば成長します。ただ、おっしゃるように北風が強いこともあってまだ成長する気温になっていないように思います。ただ、寒さで傷んだ様子もありませんから、もう少し気温が上がってきたら成長が見えてくると思います。

次にラベンダーです。寒さに強いラベンダーは、寒い時期には成長を止め、寒さに耐える体勢を作ります。そして、本格的に気温が上がってきてから成長を始めます。その時期は他の植物が動き始めるよりもかなり遅いこともあります。

ラベンダーのなかでもアラルディーは比較的早いうちから成長を始めますが、当店の開放ビニールハウスでもまだ芽の動きは僅かです。こちらももう少ししたら動き出すと思います。

ご質問とは関係ないですが、少し気になったのが、土がかなり粒子が細かそうです。こういった土が強い雨で跳ね上がって葉に着くのをラベンダーは嫌います。株元に藁や腐葉土、バーク堆肥などを敷いて泥の跳ね上がりを防ぐと夏も安心です。お試しください。

シトロネラやゼラニウム、ミントで蚊よけの効果が実感できるのでしょうか

Q:小学二年生の子供が、夏休みの自由研究にハーブで何かしたいというので相談中です。うちには蚊が多いので、蚊よけ・虫よけのハーブの効果を確かめてみるのも楽しそうかなと言っていますが、本当に効果はあるのでしょうか。我が家にもゼラニウムやミントがありますが、結構蚊がやってきます。シトロネラが蚊よけに良いとネットで見たことがあるので、シトロネラなら効果がでそうでしょうか、また今から育てて間に合うでしょうか。

(福岡県 N様)

A:夏休みの宿題にハーブの効能を試してみるのは、なかなか楽しそうですね。ただ、仰るように、なかなかそれらの植物を置いておくだけでは目に見える効果は難しいように思います。蚊よけの成分を多く含むシトロネラについても、当店の畑で育てていますが、その側で作業していても蚊は結構やってきます(もちろん、お客様の中にはこれらの虫が嫌うハーブの周りでは蚊に刺されないと仰る方も相当数いらっしゃいます)。そもそも置いておくだけで蚊が来ないような植物があればきっとすでに日本中のおうちに植えられていることでしょう。

もちろん、蚊が嫌う成分はいずれも含んでいると言われており、濃縮した成分が蚊よけ製品などに使われていますので、あるのとないのとでは差があると思われます。ただ、それを実感したり、研究の結果として得るのはかなり難しいかもしれません。もっと成分を濃縮して、エッセンシャルオイルぐらいになるとそれなりに実感できると思えるのですが。
とはいえ、うまくいくかどうかは別としても、いろいろ試してみてまとめることが自由研究ですので、ぜひチャレンジしていただければと思います。面白い結果が出ましたらぜひ教えてくださいね。シトロネラは気温が高いと成長が速いのでなんとか間に合うかもしれません。

ゼラニウムの下の方の葉が黄色くなり始めました

Q:こんにちは。
先日ゼラニウムとバジルの苗を早速送っていただきありがとうございます。
到着して直ぐに鉢に入れ替えました。
気になったのはゼラニウムの奥の葉が黄色くなっている事です。それから手前の黄色く変色している部分です。これは枯れているのだと思いますが、大丈夫ですか?
到着した時には既に黄色くなってました。このまま放置で大丈夫でしょうか?心配です。よろしくお願いします。

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(大阪府 K様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
心配なさらなくても大丈夫です。ご安心ください。
ゼラニウムに限らず、植物は古くなった下のほうの葉から更新されるため徐々に落ちていきます。
わかりやすい例えでいえば、人間の手が入っていない山などにある樹木でも、下のほうの葉や枝は枯れ落ちて無くなっています。
これは、先に育った下のほうの葉が古くなると光合成をする力が衰え、さらに上のほうの葉が茂ることで光が射しにくくなります。そのため、光合成が効率的に行えなくなります。
植物は合理的ですので人間のようにもったいないからと葉を取っておくことはせずに、さっさと不要な葉を落とそうとします。落葉樹が秋に葉を落とすのも同じです。

ですので、放っておいても自然に枯れ落ちていきますが、見た目が気になるなら取り除いていただいても構いません。また、梅雨時期であることを考えると、枯れた葉はカビたり、病気の原因にもなりますし、風通しも悪くしますから取ってしまったほうが良いでしょう。

ミントなどは下記ページのように、さらにこの傾向が顕著に現れますので積極的に剪定するのですが。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

写真を見る限り、元気に育っていると思いますので、この調子で。

ゼラニウムは一鉢に一株がよいのでしょうか

Q:ゼラニウムは、すべて一つずつの鉢に植えるのがよいのでしょうか?寄せ植えはどうでしょうか?(東京都 K様、愛知県 I様ほか)

A:基本的に、一つずつの鉢に植えるほうが、後々、植えかえたりする時などには楽だと思います。ただ、性質は良く似ておりますので、寄せ植えも可能です。ゼラニウムは背が高くなる種類とコンパクトに育つ種類があります。背が高くなる種類は株元が寂しくなりやすいですから、ヘイゼルナッツゼラニウムのようにコンパクトに育つ種類で補うとバランスが良くなります。お試しください。

ヘイゼルナッツゼラニウム

ヘイゼルナッツゼラニウム

ゼラニウムの開花後の手入れや剪定、植え替えについて

Q:ニオイゼラニウムの開花が終りました。花はたくさん咲いてとても楽しめました。この後どのように手入れすれば良いですか?鉢植えです。下のほうの葉が落ちてきましたが、これはそのままでも良いですか?教えてください。(富山県 O様)

A:コンディションが良いようでしたらそのままでも良いですが、できれば植え替えたり、土の入れ替えをしてやりましょう。小さい株でしたら一回り大きな鉢サイズへ。大きい株の場合は同じ鉢でも良いですから一度とり出して少し土と根を整理して新しい土を加えましょう。同時に少し刈り込むと良いでしょう。

下の葉が落ちますと、葉が枝先ばかりになりがちになり、株の形が悪くなります。

上の写真は開花が終ったライムゼラニウムです。もともと高性のため、下の葉が無くなると非常にバランスが悪くなります。

もし下の枝から新芽が出ているようならその上のところまで切り戻して新しい芽を伸ばすようにすると良いでしょう。

株元の新芽

この新芽を伸ばすように、上の古い枝を剪定します。

剪定完了

剪定し終ったところです。合わせて植え替えをするとなお良く成長します。時々選定を重ねて株の形を作るようにすると良いでしょう。その時の枝は挿し木にもできます。

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