Q:先日、無事に月桂樹他の苗を受け取りました。ありがとうございました。
ミントやラベンダーなど、いずれも根がしっかり張っていて今後の成長にも期待できそうです。
ただ、月桂樹だけは根が少なく、そっと持ち上げないと土がパラパラと落ちてきそうです。この状態で大丈夫でしょうか。植えるときに心配になってしまいました。
ホームページでも、根がしっかりしていることをうたっておられるので、ちょっと「?」という感じでした。
また、ゲッケイジュは土の量も少なかったので尚更心配です。
お返事お待ちしております。(岡山県 T様)
A:到着のご連絡ありがとうございました。
あわせてご心配おかけして申し訳ございません。
おっしゃるように、月桂樹は小さい苗の時、根の張りがあまり強くありません。比較的太い根が少なく出て、細かい根が出にくいので、土をしっかり保持しにくいです。
他にもボダイジュなどある程度大きくなる樹木系の苗がこのようになりやすいです。そのため、育苗時に土が水やりなどで流れやすく、ポット苗の土が減りやすくもなっております。
おそらくある程度大きくなって、大きな地上部を支えるようになったころにはもっとしっかり根が張るのではないかと思われます。
あわせて、ユーカリなどのように、極端な乾燥地で育つ種類にもこういった傾向が見られます。これらの種類の場合は、おそらく日本のような多湿環境では細い根をたくさん伸ばす必要がないからではないかと言われております。
一方で、定植後の成長の関係で十分に根を張る前に販売する種類もございます。特にナスタチウムなど一年草のものに多いのですが根が張ってしまうと次々と花が咲き、お受け取りいただいた後に根付きにくくなりやすいです。そのため、根張りがもう一歩の段階で発売しております。あらかじめご了承ください。