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土が固くなってきました

Q:土についてお尋ねします。
去年庭に花壇を作りセージ、ラベンダー、ワイルドストロベリー、ローマンカモミールなどを植えています。
元々の土に腐葉土や石灰を漉き込み、初めは柔らかくなっていたのですが、最近土が固くなってきてしまい水の吸い込みが悪くなってきました。
すでに植物がたくさん植わっている庭の土を改善するにはどうしたら良いでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。

(千葉県 K様)

A:お問い合わせありがとうございました。
土の表面は、時間の経過とともに固くなりがちです。特に石灰が多すぎると固くなりますので、それほど必要でなければ多用はしなくて良いでしょう。
また、すでに植えてある場合はマルチングすることで表土の傷みを防ぎ、土壌表面の微生物の活動も促進して土を柔らかくできます。
腐葉土やバーク堆肥などを土の表面に厚めに敷くと良いでしょう。夏の乾燥対策にもなりますのでおすすめです。

ハーブにはアルカリ性の土が良いですか?

Q:ハーブの土はアルカリ性がよいと聞きました。石灰は入れないといけないですか。

A:ハーブの仲間は地中海周辺を原産とするものも多いため、アルカリ性を好むと昔から言われてきました。そのため、酸性土壌の多い日本では石灰を混ぜることを薦められてきました。

ただ、ほうれん草のようにアルカリ性でないと育ちが顕著に悪くなるというものはあまりありません。

もちろん、酸性を好む土を好む種類のハーブもありますし、酸性からアルカリ性までかなり幅広い範囲の土壌で育つハーブもあります。

また、近年は、「アルカリ土壌に育つ種類=アルカリ性の土壌を好む」ではなく、アルカリ土壌に育つ種類の中には「アルカリ性の土壌でも育つ」という植物も少なからずあるとも言われるようになってきました。

育ちが悪いということでPHに原因があるのではという質問をよくいただきますが、多くの場合、土壌のPHよりもむしろ、日当たりや排水、通風、蒸れ対策など、他の要因を考えるべき場合がほとんどです。

実際、当店では育苗用土や鉢植え用土には石灰を使っていませんし、PHも6.5前後(弱酸性)です。それでも有用微生物の多い土作りを心がけているせいか問題はありません。

石灰を施す場合も土が固くならない程度に混ぜるという程度でよいでしょう。

 

土作りについては下記ページも参考にしてみてください。

地植えにチャレンジ・準備編-初心者のためのハーブ講座

石灰

酸性が強い土には石灰を

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