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初心者用セットと同じ土と鉢底石はどれですか

Q:こちらでキャットニップを購入させていただき、その時に5号鉢の初心者キットも購入させていただきました。

その初心者キットと同じ土と鉢の底に敷く石のみ購入したいのですが、どれを選べば良いですか?
また、今後増やしたいので5号鉢3~4個分の土と石が欲しいのですが、どれくらいの量を注文すれば良いでしょうか。
(広島県 N様)

A:お問い合わせありがとうございました。
初心者向けハーブ鉢植えセットと同じ土は
オリジナルハーブ用土です。

オリジナルハーブ用土(量り売り)

オリジナルハーブ用土(10リットル)

鉢底石は
パーライトの大粒です。

パーライト大粒(量り売り)

パーライト大粒(10リットル)

それぞれの量ですが、鉢によって多少違いますが、下記ページを参考にしていただくと良いと思います。

鉢のサイズと土の量

初心者用セットで、おおよその植え方はご理解いただいたと思いますので、今度はぜひ自分で植えてみていただくと良いと思います。

鉢植えセットの土の量は?

Q:はじめての鉢植えセットを試してみてとても具合が良かったです。家にもまだスリット鉢がありましたので他のハーブに同じように作ってみたいですが、土はどれほど買えば良いのでしょうか。
(千葉県 S様)

A:鉢植えセット、うまく行ったようでよかったです。ぜひ今度はご自分で植え付けてみてください。一度鉢植えセットをお使い頂いたので、だいたいの土の使い方や作業の進め方はお分かりだと思います。

土の量はおおよそ下記を参考にしてみてください。
いずれも左から
鉢底用土(パーライト):苗の下に敷く土(オリジナルハーブ用土):苗の周りに入れる土(オリジナルハーブ用土
です(単位リットル)。
5号セット
0.2:0.2:0.5

6号セット
0.4:0.7:1

8号セット
1.1:2.5:1.7

となります。

ただ、上記の量がベストとは限りません。植えるハーブの種類や環境によっては鉢底用土を多くしたり少なくしたりするのも良いですし、植える苗が大きい苗ならば、苗の周りに入れる土は少なくても構いません。

また、下記のとおり、本来スリット鉢は鉢底石を使わずに植えるようにデザインされています。鉢底石を入れるメリット、デメリットもありますので、植えるハーブや環境によって検討してみてください。

鉢植えセットの鉢底石は入れない方がよいのでしょうか | ヘルプ・Q&A

もちろん、鉢が変われば必要な量も変わりますので、状況に応じて加減してみてください。
慣れてくると、計量せずにできるようになりますので、それを目標にしてみてください(実際はその程度の目分量で十分です)

合わせて、下記ページも参考にしてみてください。
鉢のサイズと土の量

素焼き鉢に植えてみよう-初心者のためのハーブ講座

鉢植えセットの鉢底石は入れない方がよいのでしょうか

Q:先日、初心者の鉢植えセットを購入したものです。植物を育てるのも初めてだったので、簡単にタイムの鉢植えができてびっくりしました。ありがとうございました。
さて、近所に住む義理の姉は、バラやハーブを育てるのが上手でオープンガーデンも毎年するぐらいの園芸上手です。実はハーブを育ててみたいと思ったのも彼女に憧れてです。
その姉から、鉢植えセットの鉢には鉢底石は入れない方がよいと言われました。本当にそうでしょうか。もしそうなら、今から植え替えた方がよいでしょうか。植え付けて10日ほどです。
(愛知県 I様)

A:ご質問ありがとうございました。また、早速に鉢植えセット使っていただき、ありがとうございました。

お姉様がおっしゃるように、鉢植えセットの鉢(スリット鉢といいます)は、根がスムーズに伸びていくために鉢のサイドに溝が作られています。ですので、本来は鉢底石を入れないで使うのが正しい使い方で、スリット鉢の本来の特性が活かせます。ただ、植え付けて10日というと、ちょうど根付き始めた頃です。少なくとも今は植え替えは避けた方が良いでしょう。

この初心者用鉢植えセットを試作した時、最初は鉢底石はありませんでした。実際その方が、鉢植え作業も一段階少なくなり、より簡単になります。ただ、実際に初心者の方に試していただいた時、「鉢底石はなくてもいいんですか?」とか、「スリットから土が流れ落ちそうです」との感想を多くいただきました。

また、ごく一般的な鉢植えでは、水はけなどの点から鉢底石を敷く場合が多いです。そういったこともあり、初心者の方が基本的な鉢植えの方法を学ぶという鉢植えセットの目的を考えるとやはり鉢底石を加える方がよいと判断しました。

また、初心者用鉢植えセットにスリット鉢を採用する際に重視したのは、他の候補の鉢と比べ、品質と価格のバランスがよいこと、長く使われていてデザインに変更がないこと、軽量・柔らかくて割れにくいこと、広く流通していて鉢植えセットを試したお客様がまた鉢植えを作ろうと思った時に手に入れやすいことなどの点です。
スリット鉢を設計された方には申し訳ないのですが、スリットによる根の成長についてはそれほど重要視しませんでした。また、軽さや柔らかさは、鉢植えセットの製作をお願いしているNPOこだまさんの通所者さんの作業の安全のためにも大いに役立っています。

あわせて、ハーブの種類によっては根が加湿になることを嫌う種類も多いですから、高温多湿の日本の夏を乗り越えさせるためには鉢底石を入れることはプラスの影響も決して少なくないと思われます。

また、当店でも経験しておりますし、お客さまからも報告がありましたが、スリットから土が流れ落ちると、ポケットのような構造になり、そこがナメクジのすみかとなりやすいようです。暗く湿って、すぐ上に餌場がある環境で天敵からも守られやすい、ナメクジにとっては快適な場所となります。ナメクジが多くいる場所では、スリットの高さまで鉢底石を入れるとかなり防ぐことができます。

I様も鉢植えセットで基本的な鉢植えの方法を学ばれて、育て方も身についたら、次は是非鉢底石を使わずにスリット鉢で鉢植えを育ててみてください。スリット鉢の特性を生かした根の成育がわかると思います。タイムが大きくなって、次回鉢のサイズを大きくして植え替える時でもよいでしょう。

お姉様、さすがオープンガーデンをされるとあって、よくご存知でいらっしゃいますね。近くに素敵なお姉様がいらっしゃっていいですね。いろいろ教えてもらってください。植物を育てる際にもなにかと心強いと思います。

スリット鉢。底に縦にスリットが入っています

スリット鉢に鉢底石は不要?

Q:Q&Aのページなどを拝読させて頂いているのですが、ひとつ質問があります。
初心者講座ではスリット鉢にも鉢底石を入れておられますが、「スリット鉢には鉢底石を入れない方が良い」との意見を聞いた事がありまして…
今回注文しました苗は、どちらもスリット鉢5号サイズに植える予定なのですが、やはり鉢底石を入れる方が通気や排水性の為には良いですか?

A:スリット鉢に鉢底石を入れるかどうかは、植物の性質、そして鉢のサイズと土の性質、置き場などを勘案して決めると良いと思います。

今回、乾燥気味を好むゼラニウムとローズマリーですので、水はけを良くするために入れると良いと思いますが、5号鉢というサイズに鉢底石を入れて主体の用土が少なくなるよりは、もともと構造的に水はけ良好なスリット鉢ですから用土分を確保するために鉢底石はやめるという選択肢もありだと思います。もちろん、土も水はけが良いという条件付きでですが。

置き場所が風通しが悪かったり、じめじめしている場所ならそれでも鉢底石を入れるほうが良いと思います。

また、当店でも経験しておりますが、スリットから土が流れ落ちると、ポケットのような構造になり、そこがナメクジのすみかとなりやすいようです。暗くて湿っていて、すぐ上に餌場がある環境で、天敵からも守られやすい場所で、快適なのでしょう。ナメクジが多くいる場所では、スリットの高さまで鉢底石を入れるとかなり防ぐことができます(スリット部分に鉢底網をつけて対策しておられる方もいらっしゃるようです)。

スリット部分はナメクジの居場所になりやすい

また、スリット鉢のメリットとして根がきれいに巻いていくというポイントがあります。もしその点を重視するならば鉢底石を入れるよりは入れない方が良いでしょう。

いろいろためしていかれると、徐々に良い方法が決まってくると思います。

当店では、入れたり入れなかったり、いろいろ試しています。10号サイズなど大きなスリット鉢の場合は全部土を入れると相当な重さになるため、多めに軽い鉢底石(パーライト)を入れて軽量化を図ったりもしています。

スリット鉢。底に縦にスリットが入っています

鉢底石はいりますか

Q:容器栽培では鉢底石はいれた方がよいでしょうか。また、どんなものを入れると良いですか?鉢底ネットはどうでしょう。(福岡県 Y様)

A:鉢底石は必ずしも入れなくても良いと思います。特に小さめの鉢で、用土も水はけが良い場合などは、用土の量を増やすためにも入れない方が良いでしょう。

ですが、過湿を嫌う種類には水はけを促進するためにも入れることをお薦めいたします。鉢底石には粒が大きなものなら様々なものが使えます。大粒の赤玉土や鹿沼土、軽いものではパーライトの大粒のものも良いですし、専用の軽石も販売されています。普通の石だと少し重くなりますね。発泡スチロールをちぎって使う方もいらっしゃるようですが、後々の片付けの時に問題が出てくるかも知れません。

また、鉢底石の用途として、大きな鉢に植える際、用土を節約するために多めに入れることもあります。特に大きな鉢は重さもありますので、軽めの鉢底石を使うほうが取扱が楽です。

鉢底ネットは用土の流出を防いだり、害虫などの侵入防止にも役に立ちます。ただ、必ずしも万全であるとは言えません。

鉢底石。この場合はパーライト

鉢底ネット

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