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ミントの葉先が黄色くなってきました

Q:この度はミントの発送をありがとうございました。

昨日手元に届いたのですが、到着時にすでに2枚ほど葉の先の方が黄色くなっていました。
さらに、今日になったらそのうちの1枚は葉の全体が黄色く枯れたようになってしまいました。(写真参照)
このままで大丈夫なのか心配しています。

なお、到着後は同封の案内のとおりにすぐに植え替えを行い、水もあげています。

お手数をおかけしますが、今どういう状態なのか、今後どうすればよいか、教えていただければ幸いです。

A:ミントはかつて北海道が主産地だったように寒さにとても強い植物です。
こういった寒さに強い植物はきちんと寒さに耐えれるような姿になって冬を越します。

ちょうど今、紅葉が見頃の落葉広葉樹も今後葉を落とすことで寒さをしのぎますし、バラが真冬に棘の枝だけで寒さに耐えているのもそのためです。

ミントは種類にもよりますが、地上部をなくして冬に備えます。そのため、これから徐々に葉が落ちていきます。

特にスペアミントは地上部をほぼ無くして、春に地下から伸びる新芽でその年の成長をはじめます。

下記の質問のように、ブラックペパーミントやアップルミントは比較的多めに葉を残しますし、バナナミントや日本ハッカのようにほぼ完全に葉が地丈部からなくなるミントもあります。

ブラックペパーミントの茎が根元から枯れてきました | ヘルプ・Q&A

ミントの大きい葉が茶色になります | ヘルプ・Q&A

かといって暖かい場所に置くのはNGで、きちんと寒さに当てることで次の春からの成長にスイッチが入ります。

ですので、初めての栽培の場合はご心配かと思いますが、極端に水を切らさないようにして見守っていただくのが良いでしょう。枯れてきた葉はいずれ落ちますが、きになるようでしたら取り除いていただいてもかまいません。

定植時期としてはむしろ病害虫の心配がないですのでおすすめですよ。

植え付けたワイルドストロベリーの葉の縁が茶色くなりました

Q:先日は、いろいろと送ってくださり、ありがとうございました。

いまのところ、タイム系は、いずれも元気にしていますが、ワイルドストロベリーたちに、ちょっと異変が生じてきました。ご多忙の中かと思うのですが、もし可能であれば、どのように対応すればいいか、教えていただければ幸いです。

まず、4株植えた全体の写真です。
以前、ワイルドストロベリーを植えていたところでしたが、この夏の猛暑のあと、ほとんどが枯れてしまい、その場所を、少し耕し、新しい土を入れて、送っていただいた苗を植えました。

写真左奥が「ゴールデンリーフストロベリー」
あとは、全部「 ワイルドストロベリー」です。

このうち、「ゴールデンリーフストロベリー」は以下の写真です。

いくつかの葉の周囲が、茶色に変わってきました。

つぎは、「 ワイルドストロベリー」(全体写真の左下のもの)です。

左右の葉が、枯れてきました。

最後は、全体写真の真ん中上にあるものです。

ご覧のように、下の葉が枯れてきました。

そのうち、回復してくるかなあ・・・と楽観的に思っているのですが、もしこの段階で、何か、手を打つべきでしたら、教えていただければ、と思って、メールを差し上げています。アドバイスをいただければ幸いです。

(滋賀県 W様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

お送りして10日といったところですが、おそらくまだ土になじまず、根付いていない状況だと思われます。その割に気温が高かったですから株に負担がかかっているのでしょう。

対策としては、傷んだ葉を剪定して様子を見られるのがよいでしょう。ランナーがあるワイルドストロベリーのランナーは残しておくのが良いと思います。

また、環境的や時期的にはおそらく問題なさそうですが、株元に腐葉土などのマルチをして土の表面の乾燥を防ぐのも良いと思います。

株の中心から新芽が伸びてきたらその後は心配ないでしょう。

時期的にはとても良いですので、きちんと活着するよう願っております。

ティートリーが元気がありません

Q:こんにちは
そちらで購入したティートリーが二週間前位から元気がありません。
したの方の枝が茶色くなり、そのえだは剪定しましたが、全体的に葉がカールしてしまいました。

順調に大きくなっていてので心配です。いずれは地植えをしようと楽しみにしていました。

水のやり過ぎでしょうか?当方は千葉県我孫子市です。
午後に日が当たる一階のテラスに置いてあります。

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

おそらく一時的な水切れだと思います。葉がカールしたのはその後遺症のような感じで、これらの葉はいずれ落ちていくと思いますが、また新たな葉が出てくるようになります。
本当に深刻な水切れな場合は全体の葉が茶色になりますが、健全な葉も残っているのでおそらく大丈夫でしょう。

むしろ、もう一度ぐらいたっぷり水を与えても良いと思います。
もし、土が水を吸わないようでしたら、下記のページのように、水を張ったバケツに数時間つけると土が回復しやすいです。
https://www.qherb.jp/onlineshop/gardening/beginners/goodwatering.html#other

ティートゥリーは案外強い植物ですが、急激な乾燥で一気に枯れたというお客様も時々いらっしゃいます。気温がまだ高いですのでもうしばらくお気をつけください。

また、少なくとも、病気などではありませんのでご安心ください。

秋に咲くセイジが倒れてしまいます

Q:いつもお世話になっております。
数年前に購入させて頂いたセージ達
(全部では無いかもしれません)
沢山元気に咲いておりますが

 


【メキシカンブッシュセージ】

【ロシアンセージ】


【サルビアインボルクラータ】

画像添付しましたこの3種類
どうしても背が高いせいか毎年毎年
倒れ込んでしまいます。

毎年大変花付きも良く豪華に咲いてくれるので
どうしたらいいか悩んでます。

支柱なのかそれとも剪定の仕方なのか
お手隙の際にでも
ご回答お願い致します!

(神奈川県 M様)

 

A:元気に育っているようで何よりです。

いずれも、秋に咲く種類ですね。これらは夏に強い分、夏の間に背が高くなって倒れやすいのも確かです。
花に影響がないように低くするには、梅雨明け前後に1/3程度にまで剪定をしてみてください。枝数は増えるかもしれませんが今よりは低くなると思います。あまり時期が遅くなると秋の花に影響しますのでお気をつけください。

また、環境的に日差しが足りず、上に上にと伸びていって倒れやすいのもしれません。もし可能なら環境を変えることで低めに育つようになるかもしれません。

春以降、水や肥料を制限することも効果的ですのでお試しください。

サントリナの根元が茶色くなりました

Q:10月7日着で数種類の苗を購入させて頂いた神奈川県のSと申します。

グリーンサントリナが少し心配です。植え付け前に比べると根元部分が茶色くなってきました。写真添付しました。

植え付け場所は東向きの風通しの良い庭に10月8日に地植えしました。土はハーブ講座を拝見し、同じように腐葉土・石灰・肥料を混ぜました。

植え付け直後は天気の悪い日が続き、雨もよく降りました。水やりは植え付け時以降していません。

日当たりが良い場所だと思ったのですが、秋が深まるにつれ日の当たる時間がとても減り日光不足を一番心配してます。

まだ小さいのですが、もう木質化しているのか、枯れ始めているのか分からず相談させて頂きました。

今度どのようにしたらよいのでしょうか?

A:お問い合わせありがとうございました。
写真も拝見いたしました。
おっしゃる通り、小さくても徐々に木質化は進みますし、下記のように古い葉も枯れて更新されていきます。
ゼラニウムの下の方の葉が黄色くなり始めました | ヘルプ・Q&A

写真を見る限り比較的良い状態と思えますし、小さくとも樹木ですので、成長はゆっくりですが新芽も伸びている感じです。暑い時期ならば、蒸れを疑う必要もありますが、それも心配ないと思います。
この調子で様子を見られれば大丈夫だと思います。

また、写真からは判断しかねますが、もし強い雨が当たるような時、土がはねるようならば、株元にバークチップや藁などでマルチをしていただくとなお安心だと思います。

コンフリーの葉が枯れてきます

Q:度たびお願いします。今回、コモンコンフリーを、2つ購入しました。以前、空畑にと、教えていただきました。そして、前に、1つ購入して、とても気に入っています。ただ、大きな葉が、地面につくためか、地面に近い葉が、茶褐色から、黒っぽく変化して、枯れてしまいます。他の葉は、大丈夫なので、枯れてしまうわけではありません。一部の葉が、黒くなるのは仕方がないのですか?わらなど空くのですか?そのままでいいのですか?教えてください。

(東京都 T様)

A:コンフリーに限らず、多くのハーブも時期やタイミングは違いますが下の方の古い葉から徐々に枯れて更新されます。ご心配戴かなくても大丈夫です。
あわせてコンフリーは、冬は地上部を枯らして越冬しますので今後徐々に新しい葉も落ちていくと思います。春に株元からまた新芽が出ます。
そのままでもいいですし、見た目が悪ければ取り除いても構いません。藁を敷くのは泥除けなどには効果的ですので悪くはありませんがそれによる影響はあまりないと思います。

冬、それまでの葉が枯れて黒くなったコンフリー。

株元から新芽が出てきた春のコンフリー

アジュガの株分けは必要でしょうか

Q:今年2月に購入させて頂いたアジュガ チョコレートチップ。
完全に北向きの庭ですが、2月下旬に植え付けてから、4月に2〜4本ずつの花穂をあげて咲いてくれました。


その後もすくすく元気に育っています…!
添付画像は、植え付け時の様子と、先月の様子です。(右の花壇の手前部分)

植えた当初は増え方のイメージが漠然としか予想できなかったのですが、思った以上にしっかり増えてくれて嬉しい悲鳴。来春の花はさらに華やかに見栄えしそうで、とてもと〜っても楽しみです。

…が、こんなにぎちっと密に生えていて、大丈夫なものか?? ふと心配になりました。
webで調べてみると 数年は植えっぱなしでも大丈夫〜みないな記述を見るのですが、そんなに放っておけなさそうな気がしてきました。
アジュガの性質をよくご存知の立場からご覧になった感じとして、いかがでしょう、
今のうちに株の間隔をあけて植え直すなどしておいた方が良いのでしょうか?
それとも、今はまだそっとしておいて、来春の花以降の手入れでも良いでしょうか?

ちなみにこのエリアについては今後、写真赤線で囲った部分までをアジュガで満たしたいと思っています。

(島根県 I様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
とてもいい感じに育っていますね。本当に計画通りに育ってくれた感がありますね。こんなふうに育ってくれると嬉しいですね。
きっと場所がとっても合っていたのでしょう。コケとのコントラストもいいものですね。

密になるのはそれほど問題ないですが、最初に植えた古い株から徐々に老化します。そのために時々株分けをするといいでしょう。

春の花ですので、冬〜春よりも今のうちに株分けしていただくと花に影響も少ないと思います。全部を植え替えなくても、途中を外すような感じで、広げたい場所に株分けしていただくと良いと思います。
株を外した場所には新しい土を入れてください。そこへ向けて周囲の株が広がってくると思います。

ミントとレモンヴァーベナに斑点がでてきました

Q:10月にハーブの苗を購入しまして、毎日楽しくお世話をしたり、料理に使ったりしております。
今週、オレンジミントとレモンヴァーヴェナの葉に添付のような濃い色の模様が出ているのが気になるようになりまして、これはどのような状態なのか、このままで良いのか、葉を取るべきなのか、教えていただけませんでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

まず、どちらも病気や害虫などではなく、この時期の普通の姿ですのでご安心ください。

まず、オレンジミントですが、夏までに上に伸びた茎とその葉は秋以降落葉して枯れます。下の方の葉から徐々に落ちていきますので、放っておいても構いません。
おそらく、株元から横に伸びる茎が出始めているかもしれません。それが冬越しする芽ですので、それが出ていれば上に伸びている茎は剪定しても良いでしょう。
冬はしっかり寒さに当ててください。

レモンヴァーベナも落葉性ですので、冬は丸坊主で茎だけになります。次に新芽が出るのは春遅く、神奈川なら4月前後になると思います。こちらは少し寒さに弱いので強い北風と霜を避けてください。ただ、家の中に入れるような必要はありません。

スイートブライアーローズの葉が黄色くなってきました

Q:10月10日(土)にそちらでスィートブライアーローズを購入した者です。

到着してすぐに初心者栽培セットを使って鉢植えにしました。
到着日では一番下の葉だけがほんの少し黄色がかっている程度でしたが、徐々に黄色に変色する葉が増えてしまい、現在は全体1/2の葉っぱが黄色になってしまいました(添付写真)

このままで大丈夫でしょうか?

バラの鉢植えは日当たりの良い場所に置いています。

(静岡県 Y様)

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

スイートブライアーローズは落葉性で、今後徐々に下の葉から落葉してまいります。
ですので、この時期には正常な動きです。ご安心ください。
ローズ類は一般に落葉後の枝だけの苗を植えることが多いように、これからの時期は安定して育てることができ、植え付け時期としてもおすすめです。
寒さには強いですので、しっかりと寒さに当てていただくと春からの成長にプラスとなります。

レモンバームの葉先が枯れます

Q:9月の中旬にレモンバーム、モヒートミントを購入したMです。モヒートミントは元気なのですか、レモンバームの葉先が枯れるようになってしまい相談させて頂きました。
育てている環境に関しては東向のベランダに植木鉢を置いており、午前中は日当たりがよく天気がよいと午後は半日陰のようなベランダです。風通しはいい場所です。
ここ1週間で葉先の枯れが出始め、風通しが原因なのかと考え15cmほど育った物は収穫し様子を見ていましたが、次第に元気だった葉も同じく枯れはじめたため相談致しました。
水やりの状況は、植木鉢の表面だけでなく少し手で確認して土が乾燥していれば水やりをしているので2.3日に1回の頻度で行っています。鉢植えからポタポタ滴るまで確認しながら水やりをしています。
質問前にホームページのQ&Aを拝見すると似たような質問があったものの水やりが足りないという認識で良いでしょうか。

(千葉県 M様)

 

A:お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。

いくつか原因があると思いますが少なくとも病害虫などではありませんのでご安心ください。

一つは、おっしゃるように葉先が枯れていますので一時的な水切れです。気持ち多めに水を与える方が良いでしょう。
これからの時期は、乾く速度は遅くなっていきますが、まだ気温が高い日などもありますので、気をつけてみてください。

また、下記の赤い○印の葉は、夏までの古い葉が更新されるために徐々に落ち始めている状況です。これらの葉の落葉は仕方がありませんので、緑の○印の枝を伸ばすよう、もう少し古い枝を収穫して根の負担を減らしても良いかもしれません。

ベルガモットの苗の下の方の葉が落ちます

Q:本日無事苗他を受け取りました。ローズマリーやタイムなどとても調子がよさそうで嬉しいですが一つだけ、ベルガモットの下の方の葉が斑点が出ています。触ると葉が落ちましたが大丈夫でしょうか。ベルガモットは病気にかかりやすいと聞いたのですが初めて育てるのでよくわかりません。
(群馬県 O様)

A:到着のご連絡ありがとうございました。無事届いたようで何よりです。

さて、ベルガモットの件、ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。ベルガモットは下記のミントのように、夏に花を咲かせて、古い茎はその後枯れていきます。
ミントの夏の剪定-初心者のためのハーブ講座

株元から、秋に伸びる芽が出始めているとおもいますが、こちらが今後は成長してきますので心配ないと思います。おそらく下記の写真のような様子だと思います。

株元に見えるのが今後育っていく新芽です

寒さに強いので、冬はしっかり寒さに当ててください。

ホワイトバレリアンが垂れてきます

Q:お世話になります。
6月に購入しましたホワイトバレリアンのことでお伺い致します。
育ってきて(伸びてきて)いるのですが、真っ直ぐ伸びずに、垂れて来ています。
何か支えをしてあげた方が良いのでしょうか?よろしくお願い致します。
(購入した時のまま、鉢植えで育てています。)
環境:南側の日当たりが良い場所ですが、屋根の下になり、少し陰になっている場所です。神戸市ですが、山間部のため、秋冬の朝晩の冷え込みが若干厳しいところです。風通しは良い場所です。他のハーブは特に問題なく育っています。
(兵庫県 K様)

A:お問い合わせありがとうございました。
少し日照が不足しているのかもしれません。ただ、伸びているならば問題ないでしょう。
また、いずれ地上部は枯れて冬を越しますので、その時に地上部を剪定してください。寒さには強いですし、風通しが良いならいい環境だと思います。
春に新芽が地下から出てきますので、もう少し日当たりの良い場所に変えて、水やりや肥料を控えめにしていただくと、徒長しにくくなると思います。

スイートグラスに香りがありません

Q:夏前に念願のスイートグラスを買って、大きく育ちました。なんとか夏も超えてホッとしているのですが、葉に香りがありません。元気そうなのですが肥料不足とかなのでしょうか。同じ場所で育てているレモングラスはちぎると香りがしますが、ちぎっても普通の草のような香りにしか感じられません。

(大阪府 M様)

A:スイートグラスの甘い香りはクマリンと言われますが、生の葉の時には香らず、乾燥させて初めてクマリンができると言われています。そのため、葉を収穫して一度乾燥させていただくと良いでしょう。

スイートグラス

収穫したばかりの生のスイートグラスは香りません。

秋の乾燥した日なら陰干しでも一週間程度で乾き、置いているだけでも香ってくると思います。おためしください。

乾燥したスイートグラス

陰干しで五日後のスイートグラス。置いているだけでも甘い香りがしてきます

エルダーの葉が枯れていきます

Q:初めて苗を注文させていただきました。注文から到着までとても早く、開けると元気なかわいいハーブ達がしっかり梱包されていて、感激しました。ただ、エルダーの葉が黄白み、所々枯れているのが気になりましたが、真ん中から元気な若葉が出ているので、これは大丈夫だと思っています。エルダーは落葉樹なのと、神奈川までの長旅でちょっと疲れたのかなと…さっそく鉢植えにして大切に育てて行きたいと思います。
(神奈川県 スカーレット様、埼玉県 Y様ほか)

A;到着の御連絡ありがとうございました。
ご丁寧なコメントをいただき、嬉しく思います。無事届いたようで何よりです。

あわせて、エルダーにつきましてはご心配おかけして申し訳ございません。あらかじめお伝えしておけばよかったのですが、おっしゃるように、落葉樹なので今後徐々に枯れて葉が落ちていきます。その前触れというか、徐々に葉が茶色くなって落ちていきますが、むしろ落葉後の定植が良いぐらいですのでご安心ください

なお、今回、初めてお育ての方は購入時に葉がないと不安に思われることも多いので、今回落葉前の発売とさせていただきました。あわせてご了承ください。

エルダーはもともと寒さに強いので、しっかり寒さに当てていただくと、冬越しのための芽が充実し、春から新芽がよく伸びます。お試しいただければおと思います。

エルダー

冬前のエルダーの葉の枯れ

レモンヴァーベナの剪定や挿し木は?

Q:レモンヴァーベナについて教えて下さい。

過去二度ほど買った事があるのですが、半月も持たず黄色くパラパラと散ってしまい、今回も諦め半分でしたが思いの外よく育ち、この酷暑にも耐えてどんどん伸びてきました。

ここまで育った事が無いので、何処を切って挿し木すれば良いかも分かりませんし、支柱を立てた方が良いのか、この先上手に育てて行く為に今どうすれば良いか教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。
(兵庫県 I様)

A:写真も拝見いたしました。
元気に育っているようで何よりです。今年はハーブにとっては厳しい夏でしたからきちんと育ったのは素晴らしいと思います。
挿し木ですが、これから花が咲くのであまり適した時期ではなく、本来は初夏ぐらいから夏の初めぐらいがおすすめです。
3節ぐらいを切って挿し木をしますが、下記ページを参考にしてみてください。
ハーブの挿し木・挿し芽(準備編)-初心者のためのハーブ講座

また、今後冬に向けて落葉しますので落葉したら下から15センチぐらいで剪定すればいいですから今のところ支柱はなくても良いでしょう。

大きくしたければ来年春に新芽が出てきたら鉢サイズを大きくすると良いと思います。
せっかく大きく育っていますので、ぜひハーブティーに使ってみてください。

ホップの蔓や葉は、放置していて良いのでしょうか

Q:いつもお世話になっています。
こちらで購入したホップ苗について質問があります。

二年めで、ようやっと、僅かですが、鞠花を収穫できました。
ただ、間引きをすることを知らず、ひょろっとした蔓が沢山、絡み合っている状態です。

冬は、地上部が枯れると思うのですが、
今年の異常気象のためなのか、ホップを含め、我が家の落葉植物達も、紅葉せず、葉色が退色してます。

ホップの蔓や葉は、このまま放置していて良いのでしょうか?

または、地上部を切るなどの処置をすべきですか?

お手数ですが、教えて頂けると助かります。
色々調べていますが、なかなか解答が見つかりません。

よろしくお願い致します。

(岡山県 F様)

A:いつもありがとうございます。
お問い合わせありがとうございました。2年目の鞠花収穫おめでとうございます。これからは毎年収穫できると思います。

ホップですが、秋から冬に掛けて紅葉するという感じではなく、おっしゃるように褪色してまいります。いずれ、枯れ落ちますが、早めに片付けていただいて構いません。今年伸びた蔓からは新芽は出ませんので地上部は剪定していただくと良いでしょう。

ブラックペパーミント

ブラックペパーミントの茎が根元から枯れてきました

Q:おはようございます。
以前そちらでブラックペパーミントを購入したものです。
北向きのベランダで育てているのですが以前から葉に黒色の斑点、小さな虫食い等があったのですが最近、茎が根元の方から暗く枯れてきてしまいました。
どうしたらよいでしょうか?

写真添付しております。

(大阪府 F様)

ブラックペパーミント

A:お問い合わせありがとうございました。臨時休業の為、返事が遅くなり申し訳ございません。

写真も拝見いたしました。ミントは、冬に向かって地上部が徐々に枯れていき、株元の中心あたりに見えていますが、冬越しの芽が残って冬から春を過ごします。
見た目がきになるなら古い枝は株元近くから剪定していただくと良いでしょう。

北向きの環境としてはまずまず良好な育ち方だと思いますのでご安心ください。

キノコ

土からキノコが生えてきます。

Q:以前、ローズゼラニウムとレモンバームを購入させて頂いたYと申します。
いつもお世話になっております。

ゼラニウムですが、夏に入ってからキノコが生えてきました。
(添付ファイル参照)
見かけたらすぐ抜くようにしてますが、結構次々生えてきます。何か対処をしたほうがいいんでしょうか?

(埼玉県 Y様)キノコ

A:いつもありがとうございます。お問い合わせありがとうございました。写真も拝見いたしました。
キノコですが、当店のオリジナルハーブ用土、および鉢植えセットの土には腐葉土が入っております。腐葉土を含んだ用土ですと水分や温度などの条件があえばでてきます。時期が過ぎると自然に収まりますが、夏で難しいですが少し乾燥気味にしても良いかもしれません。

ゼラニウムにとっては特に害はありませんが、見た目のこともありますので、取り除いていただくと良いでしょう。

大きなキノコが生えることもあります

グリークオレガノが、横に伸びていきますが大丈夫でしょうか

Q:グリークオレガノを購入して育てています。
夏前に購入して、夏は元気がなかったのですが、少し涼しくなってから育ちだしました。
鉢から這うようにして伸びていくのですが問題ないのでしょうか??

(香川県 N様)

A:オレガノに限らず、かなり多くのハーブに言えることですが、夏まで(特に開花まで)は上に伸び、秋以降、冬に向けての時期は横に伸びやすくなります。下記記事にも説明しているように、夏までは上に伸びた方が光合成などのために効率的なのですが、冬はむしろ上に伸びると風や雪などの影響を受けやすいためです。

縦のものを横に – SORAMIMIハーブショップ別館

ですので、花の時期を終えて夏はしばらくお休みしていた株が、秋になって冬に向けての態勢を整えつつある状態と考えられますから、とても調子が良いと思えます。
あまり横に伸び過ぎるようなら収穫を兼ねて剪定していただいても大丈夫です。

グリークオレガノ

夏の終わりから横に伸び始めるグリークオレガノ

小さいうちから花を咲かせても大丈夫でしょうか

Q:この夏購入したプロストレイトローズマリーですが、まだほとんど大きくなっていないのに花が咲き始めました。こんなに小さいのに花を咲かせてしまって、弱らないか心配です。早目に花やつぼみをとってしまうほうが良いのでしょうか。
(山形県 K様他)

A:ローズマリーは、種類によって、小さいうちからでも花を咲かせることがあります。極端なばあい、挿し木をしてまだ十分に発根しないのに花が咲く事さえあります。少なくとも、ある程度の大きさに育った苗ならば、開花させてもそれほど問題はありません。
また、つぼみを摘み取っても、また繰り返しつぼみができることもあります。そのため、咲き始めたら、そのまま開花し終えるまで待っても良いと思います。

レモンバーベナはいつ頃から屋内に入れると良いでしょうか

Q:夏に育て始めたレモンバーベナですが、寒さに弱いと聞きました。だいぶ朝の気温も下がるようになりましたが、いつ頃から鉢植えを中にしまうと良いですか。横浜で、ベランダ栽培(5階)です。
(神奈川県 I様)

A:レモンバーベナですが、おそらく横浜では屋外でも十分越冬します。もちろん落葉はしますが、そのほうが春からの成長も良いと思います。ちなみに当地松江は、冬にはマイナス五度になることもありますが、問題なく屋外で越冬できております。
できれば冬の間だけ、強い北風は避けて頂くと良いと思います。

タイムだけが成長が悪いのはなぜでしょう

Q:タイムやオレガノ、ローズマリーを購入し、よく日のあたる場所に地植えしています。
そのうち、タイムの成長がよくありません。他のハーブたちは新芽がどんどん生えてきてとても元気です。
何か問題があるのでしょうか。
(東京都 E様他)

A:6月の終わりにご購入いただ いたものですね。このときご注文いただいたうち、タイムは他の種類と比べても特別な環境を好むものではありませんし、お伝えいただいた植え場所も問題ない場所だと思われます。他の種類は良い状態なのに、これだけがおかしいという場合、根のトラブルが考えられます。

そろそろ暑さも落ち着いて来ましたので、葉を半分ぐらいまで剪定してみられた上で、一度掘り上げて根の状態を確認してください。新しい根が出ているなら良いですが、もし根がほとんど伸びていないようならう まく活着しなかったとも考えられます。
また、特に今年はコガネムシの幼虫による食害の報告もたくさんありました。 可能ならば少し場所を移してみるのも良いかもしれません。

アメジストセイジの株元の新芽は?

Q:庭に春に植えたアメジストセイジ、秋にたくさん花を咲かせ、まだ庭で鮮やかに咲いています。切り花にもたくさん楽しみました。今、根元からたくさん白い芽が出ていますが、この芽や、花の咲いたあとはどうしたらよいでしょうか。
(福井県 E様)

A:アメジストセイジ(メキシカンブッシュセイジ)、良く咲いたようでなによりです。福井の沿岸部ですと、おそらく当地と気候が良く似ておりますから、この白い芽は一旦秋に出ますが、寒さで枯れると思います。ただ、株はダウンすることは無いと思いますので、同じような芽が、来春地面から出てくると思います。
花をお楽しみいただいた後は、株元10cmぐらいで切り戻していただくとよいでしょう。万全を期すならば、株の上に、わらやもみ殻、バーク、腐葉土などを厚めにかけておくと尚安心だと思います。

剪定は春でもよいのですが、古い枝が硬くなって剪定にも骨が折れますので、秋のうちが楽だと思います。

ナスタチウムの種から芽が出ません

Q:先日、種子から育ててみようとナスタチウムの種をまきました。
が、まったく芽がでてきません。最初は水にひたさずそのまままいて、2週間くらいしてもまったく出てこず、やり直しました。やり直した種子は2晩くらい水にひたしてまきました。
今、3日目になります。
何か問題があるのでしょうか?大変お手数ですが教えてください。(島根県 N様 他)

A:おそらく、購入された種子だと思いますが、ナスタチウムは結構種子の品質にばらつきがあります。当店でも、以前仕入れた種子の例では、すべてが出る場合もあったり、2割ぐらいしか出なかったりとまちまちでした。特に種子が古くなると発芽率が落ちてきやすいようです

水に浸すのも良いですが、少しヤスリなどで削ってからまくのもよいでしょう。また、撒かれて3日ならまだこれからという事も考えられます。特に大きな種子ほど発芽まで時間がかかる事が多いのでしばらく待たれてみてはいかがでしょうか。

秋の植物は水やりすくなめが良いでしょうか

Q:いつもお世話になっております。
ハーブさんたち今のところ順調です。さて先日いただきました
グロッソラベンダー
トスカナブルーローズマリー
ホワイトワイルドストロベリー
も、レモングラス等と同じように、植木鉢の下から結構水が滴るぐらいのお水のあげ方で、いいのでしょうか?
それとも秋の植物ということでもう少し少なめにした方がいいのでしょうか?
最近毎日雨で量を調整しながらあげてます。(東京都 K様)

A:お問い合わせありがとうございました。

鉢からしっかり水が流れ出すぐらい水やりをすることは基本的に品種に違いなく共通です。

ただ、涼しくなると、鉢の水分が無くなるまでの期間が長くなってきます。水を上げてから、しっかり乾くまで待って、たっぷり水をやってください。

今後もっと気温が下がってくるとさらに水が切れるまで期間が空いてくると思います。

また、種類による違いは少しずつあると思います。ストロベリーは比較的水を必要としますが、ラベンダーとローズマリーはそれほどではないでしょう。

ローズマリーの枝に白い虫が

Q:最近、ベランダで育てているローズマリーの枝に白い虫が付くようになりました。最初は花の蕾かなと思っていたのですが、次第に数が増え、大きくなり、足がはえ、虫だと気付きました。
取り敢えず、わかるものはティッシュで摘まんで取り除いてみましたが、なかなか頑固そうな虫です。どうしたものかと考えております。
ローズマリーは害虫に強いと安易に考えておりましたが、そうでもないのでしょうか?
何か対策がありましたら、教えていただけると助かります。
(M様)

A:ローズマリーの虫ですが、ワタフキカイガラムシ当りではないでしょうか。
もしこれならば、歯ブラシなどでこそげ落とすのが良いと思います。あまり害虫は来ないローズマリーですが、この害虫はたまに見かけます。カイガラムシは、放っておきますと徐々に増えますので早目の対処が必要です。

ブラッシングは一度行ったら、1週間おきに2回ほどチェックしておくと、見落としたものも発見しやすいです。被害が収まることを願っております。

ワタフキカイガラムシ

M様より後日返信をいただきました。

早々のご解答をありがとうございます!
ワタフキカイガラムシで画像検索しました。まさにこの虫です!
歯ブラシでこそぎ落とすことができるのですね!
簡単な方法を教えてくださり、ありがとうございます。
見た目に少々気持ち悪い虫なので、せっせとブラッシングしてみようと思います。

グロッソラベンダーの花茎がうなだれてしまいました

Q:昨秋頂いたグロッソラベンダーは、今春どんどん茎をのばして先につぼみを付けたのですが、なぜかみんなうな垂れてしまいました。5号鉢に植え、マンションの4階の南ベランダに置いていました。直接コンクリートの上には置いていません。日陰に移動したりもしたのですが、変わりませんでした。その後、夏枯れもせず、今は高さ18センチ、幅25センチ位になって葉っぱを付けている状態です。育て方のアドバイスをお願い致します。(大阪府 T様)

A:グロッソの花茎がうなだれるのは、おそらく水切れです。基本的に水やり控えめがよいラベンダーも、開花期には柔らかい茎を伸ばすため特に鉢植え(地植えでも日照りが続くと)では、花茎が垂れてしまうことがあります。鉢が小さかったり、極端に水はけの良い土だったり、風通しが良すぎる、花茎が多すぎるような場合に起こりやすいと思います。

お伝えいただいた条件ですと、鉢サイズの割に花茎が多すぎたのではないでしょうか。グロッソはコンパクトとはいえ、花茎はかなり伸びますのでもう少し大きな鉢のほうが満足いく結果が得られると思います。秋から冬にかけては植え替えもしやすいですからお試しください。

同じサイズの鉢に植え替えするには

Q:ローズマリーの鉢植えが根詰まりしたようで元気がありません。植えかえると良いと聞きましたが、場所的にあまり大きな鉢にできないのですが、どうしたら良いでしょう。同じサイズの鉢でも植えかえたほうが良いでしょうか。(奈良県 M様ほか)
A:同じサイズの鉢であっても、植えかえたほうが良いです。ローズマリーは比較的根詰まりしやすいので、1年か、長くても2年に一度は植え替えをお勧めいたします。
ただ、同じサイズの鉢ですと、若干根の整理が必要となってきます。
実際の手順は以下の通りです。
ローズマリーと鉢
今回は、同じサイズでなく、若干大きな鉢に植えかえてみます。5号ポットの株を6号に植えかえますが、あまりサイズ的な余裕はありません。
ローズマリーの根詰まり
しばらく植えかえていませんので、根も茶色がかったところが多く、葉もまばらですこし黄色みがかっています。もっとひどいと黒い根が多くなって来ます。
表面の用土を取り除く
まず、株元の表面の土を少し取り除きます。雑草や、枯れた葉が残っているのを除去します。
根の整理
次に、根を整理します。根鉢のサイドから縦に上から下までぐっと指で根と土を削り取ります。(スコップなどでももちろんOK)
根の整理
上から見るとこんな感じです。
削り取った根鉢
同様に、根鉢の周囲を3〜4カ所削り取ります。これで、傷つかない根も残した上で古い根と土を除去できます。株に刺激を与えるという意味でも有効です。
剪定
根を少なくしましたので、剪定を行いましょう。枯れた枝や、形の悪い枝も整理しましょう。
1/3剪定
全体の1/3ぐらい剪定しても良いですが、ローズマリーの場合は、葉が無くなるほど強く剪定してはいけません。
鉢に入れた様子
鉢に入れてみるとこんな感じです。あまり余裕はありませんが、同じ鉢サイズの場合はもう少し削り取る部分を多くしても良いでしょう。この画像では、根鉢の下に用土が入っていません。このままでは植え込む高さが低すぎますので、鉢底に少し土を加えてもう少し株を上の位置にします。
植えかえ完成
土を入れて出来上がりです。しっかり水やりをします。どうしても隙間のほうには土が入りにくいですから何度か水やりをして、数日後土を加える必要があるかもしれません。
季節的には、真夏を除いてまず大丈夫ですが、ベストは春に開花が終って一月位してからです。また、買って来た苗と鉢サイズがほとんど一緒という場合にも応用できますが、まだ根鉢がしっかりしていない株の場合はできるだけ根は傷つけないほうがよいですから、大きな鉢にしてやりましょう。

ローズマリーの葉の付け根のふわふわは?

Q:今年植えたローズマリーの枝先、葉が生えている脇のところにふわふわっとした白いものがたくさんついています。これは何かの害虫か病気でしょうか。(神奈川県 H様)

A:いただいた写真から拝見いたしますと、これは新芽(もしかすると花芽)ができかけているところです。秋になってからと言うことなら花芽である可能性も高いです。広がることなく、同じ場所で大きくなってくるようなら間違いはないと思いますので、しばらく観察を続けてみてください。

開花中のハーブをお茶にできますか?

Q:始めまして ハーブを育てたことがないのですが、花が咲いていても、ハーブをティーにしたりということはできますでしょうか?

A:ハーブティーとして使う時、花が咲く直前がもっとも香りが良いと良く言われます。もちろん、花が咲いている時にも使える種類はたくさんありますし、花自体をティーにするブルーマロウというハーブもあります。育ち具合によってもハーブティーの味が変わったりして楽しいですから、是非一度育ててみてください。

カーペットグラスのグラウンドカバー

Q:カーペットグラスをグラウンドカバーに使ってみたいと思います。常緑ですか?芝生のように踏んでも大丈夫ですか?(愛媛県 N様)

 

A:基本的に落葉はしませんが、寒い地域では葉の色がグレーに近くなることもあります。強い風にさらされるなどなければおそらく愛媛では大丈夫だと思います。踏みしめには強く、踏まない場所はやや草丈が伸び、踏む場所は密になり、立ち上がり少なく、葉のサイズも小さくなります。

 カーペットグラス

タイムの成長と手入れ

Q:タイムについて質問です。画像のような大きさになるまでの間に、何か手入れをする必要がありますか?(枝の刈り込みその他、たとえば中心が詰まってくるのをすくなど、しないとだめでしょうか?)それともただ鉢に植えっぱなしでいいでしょうか?(茨城県 H様)

 

A:環境さえあうのなら、はじめのうちはそれほど剪定しなくても大丈夫です。ただ、剪定をして不要な枝をのぞいたり、おっしゃるように枝をすいて風通しを良くするなどしていただくとより健全で形良い株になりやすいでしょう。特に花の後、梅雨前に剪定をしてやったり、春先に刈り込んで形を整えると枝振りもよく、花もよく咲くことにつながると思われます。また、手入れをすることは、同時に株の不調を早めに知るためにも大事な作業です。手をかけてやれば自ずからハーブも答えてくれるでしょう。

レモンマリーゴールドとパイナップルセイジの植えかえと剪定

Q:夏に放置していたら、花壇のレモンマリーゴールドが縦横1.5メートル以上、同じくパイナップルセイジが縦横1メートル以上になって他の植物を圧迫したり枯死させていたんです。 普通の植木みたいに掘り上げて植え替えても大丈夫でしょうか?植え替えに際してバッサリ切り戻したら大きさを調整できますか?植え替えで減る根とのバランスをとるには どれくらいの大きさを残して選定すればよいですか?(愛知県 D様)

A:レモンマリーゴールドが1.5メートルとは、盛大に育ちましたね。パイナップルセイジの1メートルは決して珍しくはないですけれど。どちらも植え替えはそれほど難しくありませんので大丈夫です。ただ、いずれも現在または今後開花の時期だと思いますので、花が終ってからが安心です。ベストは春先に新芽が伸び始める頃です。
剪定はかなり地際まで切り詰めることができます。しっかり切り詰めていただければ根の負担もそれほどないと思われます。または全体の1/3が残るぐらいでも構わないでしょう。
また、レモンマリーゴールドは夏前に軽く剪定してやると、秋の開花時に程よいサイズにまとめやすいと思いますのでお試しください。パイナップルセイジはもっと樹勢が強いですからちょっと難しいと思いますが。

ヘリオトロープの冬越しのコツ

 

Q:ヘリオトロープについての質問です。いままで何度も育ててきましたが冬越えで失敗しました。またチャレンジしたいのですが、どのようにして耐寒冬させるとよいでしょうか。アドバイスがありましたらお願いします。(岐阜県 H様)
A:地域にもよると思いますが、地植えでは越冬は大変だと思います。鉢植えが安心です。できれば冬を迎えるまでに充実した株に育てましょう。また、霜に当ると葉が傷みますので最低でも強い風が当らない軒下で。真冬は室内が安心です。氷点下に下がらない程度で大丈夫です。また、春暖かくなって外に出す時には寒の戻りに注意してください。
万一地上部がダウンしても、春に株元から芽吹いてくることもあります。諦めずにしばらく待ってみるのもよいでしょう。
寒さで傷んだヘリオトロープの葉

寒さで傷んだヘリオトロープの葉

ラベンダーを大きくしすぎないようにするために

Q:花壇にラベンダー(グロッソ)を植えたのですが、あとで調べたら結構大きく育つみたいで20cmくらい離して植えてあるタイムやオレガノ、その他の花の成長に影響しないか心配です。

地面より上は剪定でコンパクトに出来たとしても、土の表面部や地中の根は、どんどん広がっていくのでしょうか?
根の広がり(横の広がり)もある程度おさえれる育て方、剪定の方法があれば教えていただきたいのですが。
よろしくおねがいします。(愛知県 N様)
A:そうですね、グロッソはかなり大きくなります。地植えで剪定しないと直径が1メートルに達することも希ではありません。
地上部をできるだけコンパクトに保つことはラベンダーにとっても枝折れや通風、また美しい形を整えるのにも有効です。開花後の軽い剪定、秋の強めの剪定、春前の形を整える剪定を行うと良いと思います。また、秋の剪定の際に株回りを掘って(スコップを突き刺して)根を切ることも有効です。これは新しい根を出すと言う意味でも実践なさると良いでしょう。一旦大きくなるとどのラベンダーも小さくするのは難しいですので小さいうちからあまり大きくしないように心がけると良いと思います。
ただ、20センチ離れたタイム、オレガノはさすがに厳しいかも知れません。開花時には花茎の長さもプラスされますので冬の間にもう少し離すと安心だと思います。

ラベンダーの強剪定

料理用のオレガノは?

 

Q:オレガノはたくさん種類があるようですが、料理に使うのにはどれが良いでしょうか。日当り良いベランダで鉢栽培(千葉)です。
A:料理用として良く使われる種類としては、グリークオレガノが栽培も容易でお薦めです。これよりは少し過湿に弱いですが、グリークオレガノ・カリテリは更に香りが強めです。同じくオレガノ・ミクロフィラも葉は小さめながら良い香りです。普通のオレガノ(原種)はとても丈夫なこととややマイルドな葉の香りです。甘めの香りがお好きならスイートマジョラムはいかがでしょうか。
オレガノミクロフィラ

ローズマリーの定植のタイミング

 

Q:ローズマリーを庭に植えようと思っています。小さな苗を購入してそのまま植えても大丈夫ですか。それとも鉢でしばらく育てて大きくしてから地植えした方がよいでしょうか。こちらは名古屋です。(愛知県 N様)
A:すでに植える場所が決まっておられるのなら苗をそのまま植えられても大丈夫でしょう。暖地の真夏や、寒冷地の冬のような極端な気候の場合は、しばらく鉢植えにしてそだてて、気候が安定してから地植えにした方が良いと思います。

食用ホオズキの食べごろは?

Q:昨年買った食用ホオズキ、お陰様で大きくなり、実もなり始めました。ところで、収穫はいつごろ行えばいいのでしょうか。先日食べてみたらまだ早かったのかあまり美味しくありませんでした。(兵庫県 A様)

A:収穫の時期は果実を包む萼の色を見て判断してください。果実が熟れてくると徐々に色あせ始めます。萼ごと引っ張ると軽くとれるようになったらほぼ果実も食べ頃になっています。萼がかさかさになる頃には充分熟して風味が高い果実をお楽しみ頂けると思います。私もこの頃、作業の合間につまみ食いしていますよ。

秋に開花したラベンダー

Q:初夏に咲くはずのイングリッシュラベンダーがこの秋開花しました。株に負担はないでしょうか。花は咲かせずに切ってしまうほうがよいのでしょうか。

A:イングリッシュ系のラベンダーは調子が良いと秋にも開花することがあります。二度咲きする場合、花数は少ないですが、香りもよく、また開花期間も長めですから上手に楽しみたいものです。

とはいえ、夏に株がいたんだ後の開花ですから、花を楽しんだあとは剪定を必ず行いましょう。春までに追肥を行なうこともおすすめしたい所です。

また、イングリッシュ系でも種類によって秋咲きしやすい種類と秋咲きしにくい種類があります。当店で取り扱っている中では、イレーネ・ドイルブルーマウンテンなどが秋咲きしやすい種類です。

メキシカンブッシュセイジの新芽

Q:メキシカンブッシュセイジの株元から白い新芽が出始めていますが、これはどうしたら良いでしょうか。地植えです。(広島市・T様)

A:丁度今花盛りのメキシカンブッシュセイジですが、開花するころから株元に真っ白な新芽が見え始めます。春にでる新芽は新しい枝を形成しますが、暖地では秋にこの新芽が育ち始める所が多いようです。ただ、冬にはこの新芽、たいていは枯れてしまいます。

この新芽が枯れても株が枯死することはないのであまり心配しなくても大丈夫でしょう。ただ、今年は寒さが厳しいといいますから株元にマルチを施してやるのも良いかも知れません。

レモングラスの冬の管理

Q:レモングラスは栽培する際に冬になったときはやはり鉢に植え替えて暖かい場所におかないといけないのでしょうか?(大阪府N様)

A:冬場頻繁に降霜が有る場所でしたら鉢上げが必要です。ちなみにこちら松江市では秋に剪定して株の上に逆さまにした発泡スチロールのトロ箱をかぶせてやると路地でほぼ越冬します。また、山口市のお客様からは全く防寒無しで何年も越冬しているという話も伺っております。

大阪でも地域によって寒さは違うと思いますがそれほど苦労せずに越冬はできると思います。鉢上げする場合にも軒下など、霜が降りない場所でしたら十分越冬できるでしょう。また、耐寒性を高めるために秋を迎えるまでにしっかりと大株にしておくとなおよいでしょう。

ユーカリの移植

Q:来月引っ越しすることになったのですが、庭にあるユーカリは移植できるでしょうか。3メートルぐらいに伸びているので是非次の家にも植えたいのです。ユーカリは移植が難しいという記述がありました。何かうまく行く方法があれば教えてください。(兵庫県 H様)

A:3メートルも成長しているとなると植え替えはやはり困難です。絶対無理と言うわけではないですが、おそらくうまく移植できる可能性は低いでしょう。大きな植木を移植する時のようにあらかじめ根回しなどすることで少しは確率も上がるかも知れませんが・・・

サイズ的にも運ぶのが大変だと思います。幸いユーカリは成長が速いですから新しく苗からスタートされるのがベストだと思います。ユーカリのことも考えて次の方に上手にバトンタッチできると良いですね。

地植え株を鉢へ移植はできますか

Q:ラベンダーを一昨年春に植えて、40cmぐらいに成長しました。でも、この場所(花壇です)を作り直したいのでラベンダーを鉢植えに戻したいのですが、できるでしょうか。(埼玉県 S様)

A:ラベンダーやローズマリーのように太い直根性の根が伸び、細かい根が少ない種類は移植を苦手とします。特に一年以上経った株は移植時に細かい根が切れてしまい、活着率は低くなります。

また、鉢植えから地植えへの移植はそれほど難しくありませんが、地植えから鉢植えへの移植はお薦めできません。どうしてもと言うことであれば、挿し木などでバックアップを取った上で試して見られてはいかがでしょうか。また、その際にはしっかりと刈り込んで根の負担を和らげる必要があります。

一方でミント等の草本性のものは比較的移植に強く、地植えから鉢植えへもそれほど困難ではありません。

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